食生活
食生活が体臭をつくる
無臭納豆や無臭ギョウザなど、ニオイのない食べ物の人気が高まっています。
無臭食品なら、ニンニクくささや納豆くささはなくなりますが、それはあくまで一時的なものです。無臭食品を食べ続けても、口臭や体臭の原因をもとから絶つことにはなりません。
どんな体臭になるかは、その人の健康状態や、ふだんの食生活そのものが大きく関係してきます。たとえ臭いのないものを食べたとしても、
それを受け止める体のほうに問題があれば、臭いの発生を止めることはできません。
日ごろ、どんなものを、どんなふうに食べて、どのような体を作っているかによって、体臭の質が決まるのです。
悪い習慣を見直そう
ふだんから肉をよく食べて、動物性脂肪を摂りすぎていると、皮脂腺や汗腺から分泌される油脂成分が多くなって、体臭が強くなります。
ニラやニンニクなど、ニオイの強い食品を摂りすぎたり、コーヒーやお酒、タバコなどを摂取している場合も、体臭を作る原因となってしま
います。
におわない体質になるためには、まず、そうした悪い習慣から脱却し、健康的な食生活を心がけていくことが大切なのです。
食生活をチエックしてみよう
日ごろから健康的な食生活を心がけていれば、体臭のもとになる体の不調を防ぎ、臭いのもとを絶つことにつながります。
では、具体的にどんなことを心がけたらいいのでしょうか。
簡単な食事法
・インスタント食品や、添加物の多く含まれたお弁当などは避けるようにする。
・熱すぎず、冷たすぎず、薄味のものを食べるようにする。
・偏食をせず、栄養バランスを考えて、できるだけ多くの種類を食べる。
・アルカリ性食品を多く食べて、肉類など高タンパク・高脂肪の酸
性食品は榎りすぎない。
・葉菜類を主とした青汁をよく飲むようにする。
・カルシウム、カリウム、ナトリウムなどを多く含む緑黄色野菜を食べる。
・メカブ、やワカメ、モズクなどの海藻類をよく食べる。
・ビタミンを積極的に摂る。
・できるだけ硬いもの、繊維質の多いものをよく噛んで食べる。
・食事は規則的にとり、腹八分目を心がける。
・就寝前の2時間は何も食べないようにする。
・香辛料やニラ、ニンニクなど、ニオイの強い食品はできるだけ避ける。
・胃を荒らすコーヒー、お酒、たばこなどの刺激物を摂らないようにする。
・塩分や糖分は控えめにする。
・天然醸造酢や梅肉のエキスなどをなるべく摂取する。
・油はできるだけ良質の植物油を使う。